こんにちは。秋田ハウスです!
本日は工務課の境田が担当させて頂きます。
秋も一段と深まり、紅葉も各地で見頃を迎えております。皆様は紅葉を眺めに出掛けられたりされましたでしょうか。寒暖の差も大きくなっております。体調の管理にお気をつけ下さいませ。
これから冬に向かい、私の趣味の釣りもシーズン終盤を迎えております。天候が悪い日が続き、なかなか釣りにいけるチャンスが少ないのですが、もう少し楽しみたいなと思っております。
本日は、これから向える冬に向けて住まいと雪についてお話させて頂きます。
まずは、雪について。皆様は雪の重さはご存知でしょうか。スキー場に積もるフワフワのパウダースノーのような新雪で、屋根に1メートル雪が積もれば、1平方メートルあたり100キログラム程度の重さになります。これが、水分を含んだ湿った雪や、雪が積もり締め固まるうちに、300キログラム程の重さにもなります。仮に平らな屋根のかかった30坪(99.17平方メートル)ほどの住宅に雪が1メートル積もったとすると、なんと約30トンもの重さの雪が積もることになるんです。想像以上に雪は「重い」と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
建築基準法第20条では、「建築物は、自重、積載荷重、積雪、風圧、土圧および水圧等(の荷重)、さらには地震その他の振動や衝撃等(による外力)に対して安全なものとして、構造上の基準に適合するものでなければならない」と、構造の基本原則が定められています。この「構造上の基準」については、建築基準法施行令第3章「構造強度」に詳しく定められていますが、ごく簡単に説明いたしますと、「普通の規模の木造2階建て住宅」についていうならば、普通に施工されている限り、いわゆる「構造計算」を必要としません。ですから、「普通の規模の木造2階建て住宅」を建てる場合のその雪に対する強度とは、設計者や建築業者等の技術や心配りが出来ていることが大切になってきます。
次に、雪国で特に注意しなければならない主な6項目をご紹介いたします。
1)雪害
2)凍害
3)凍結
4)凍上
5)すがもり
6)結露
1)の雪害で、家を建てる際にチェックしておきたい項目として
・玄関、勝手口など建物出入口上部の落雪対策
・隣地や道路に対する落雪の防止
・歩道、車道の動線計画
・屋根の形状
・積雪に対する床の高さ
・風による吹き溜まりや積雪状況の検討
などがあげられます。
2)3)の凍害・凍結は建物の材料に浸透した水分が寒さのため凍結膨張することによって発生する障害です。
4)の凍上は土の中の水分が寒さで凍結して地盤を持ち上げる現象をいいます。
5) のすがもりは融雪水が氷結してつららになる現象のことを言い、継ぎ目や隙間から小屋裏へもれて天井や壁を汚損します。雪止めを付けて、時にはすがもりになることも多いようです。
6)結露は良くご存知だと思いますが、カビ・汚れ・塗装のはく離などの原因になるので室内の換気を十分行なうなど、生活の中でできる限り工夫することです。
秋田ハウスの「煉瓦積みの家」では、中積み工法で作られる空間が、優れた呼吸機能を発揮し、結露を起こしにくく、躯体の劣化を防ぎます。煉瓦は雪害に強く、また、-20度の気温でも凍害の心配がありません。更に、煉瓦を基礎から積み上げている外壁は構造体にも負担をかけず、雪が積もっても外壁が傷む心配もありません。基礎の立ち上がり部分が気密材・断熱材でサンドイッチされて、雪や冬の低温から守られるため、基礎が長寿命になります。このように秋田ハウスの住宅は冬の雪にも強い住宅となっております。
さて、最後にイベントの告知です!!
11月2日(土)、3日(日)はさきがけ展示場にて『秋の収穫祭』イベントを開催致します。ご来場頂いた方には粗品をプレゼントいたします。是非お気軽にご来場下さいませ。
煉瓦積みの家、マッハシステム、秋田ハウスの住宅にご興味を持ってくださった方、住宅の新築やリフォームをご検討中の皆様、是非お気軽にご相談、お問い合わせ下さい。

本日は工務課の境田が担当いたしました。