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Q値(熱損失係数)について教えて下さい



 Q値は、建物全体の断熱性能を表す指標で、おおざっぱに言いますと、“外壁や屋根などの住宅の外表面から逃げる熱”と“換気によって逃げる熱(換気ロス)”の合計を、建物の床面積で割ったものです。外壁や屋根などは、断熱材により断熱することができます。外表面の断熱性能を上げれば上げるほど、Q値に占める換気ロスの割合が相対的に増えることになります。健康上の問題からも、換気が必要なのは言うまでもありませんが、ただ単に外気と室内の空気を入れ替えているのでは、暖冷房した熱がどんどん逃げていってしまい、換気による熱ロスが大きくなってしまいます。そのため、いかに換気ロスを抑えるかが、Q値に大きく影響します。
 換気ロスを計算する場合、基本的には室内容積の0.5[回/h]で計算します。これは建築基準法により、室内の換気回数が0.5[回/h]以上と定められているためです。換気による熱ロスは、建物全体の熱損失の3割以上にも達するため、換気による熱ロスを何とか減らす必要があります。そこで当社では、第一種熱交換型換気システム(当社オリジナル気調システム)を標準仕様とし、換気による熱ロスの約70%を回収しています。
 一方、気密性が悪いために起こる漏気については、Q値計算に入れないのが原則です。これは、漏気のあるような住宅は、そもそもQ値計算を行うに値するだけの気密・断熱性能がないためです。
 現在、北海道において、住宅の暖房エネルギーを次世代省エネルギー基準の5割削減を目標としたプロジェクトが発足しています。そのためには、Q=1.0[W/?・k]程度の断熱性能が必要となることから、この運動に参加する会員ビルダー・工務店は、Q値1.0W住宅を建設し始めています。寒冷な秋田県内の住宅も、Q値1.0〜1.5[W/?・k]レベルの断熱性能は必要です。
 経年変化によるQ値への影響ですが、一般的には断熱材の影響が一番大きいと予想されます。そこで当社では、経年変化の少ない、株式会社カネカの“カネライトスーパーE”という断熱材を使用しています。“カネライトスーパーE”には、完全に独立した小さな無数の気泡があり、毛細管現象や連続気泡による吸水を起こしません。また、安定した独立気泡が、断熱材の大敵である水をシャットアウトし、断熱性能の低下を防いでいます。なお、過去に断熱材の劣化の原因であったフロンは、一切使用されておりません。
 
[2007-07-14更新]